月とスコップ 

大阪の株式会社エガオール代表 土本晶子です。風水や運勢の事業、猫と暮らす毎日、川柳もちょいと詠んでいます。そんなアラ還女子の日常をボチボチと。

仕事観 経営 事業について

5月にやってくる「しんどい」大波に乗ってみた ~手段を並べてもゴールにはいかない~

2017/01/20

4月末から5月にかけて、どういうわけか若い頃から私は精神的にしんどくなっていきます。
小さくはあっても一企業の経営者である人間が「ブレる」なんてもっての他ですが、どうもこの季節は内在しているグレーのどろどろしたものがごぉぉ~と音をたてて動きだす感覚です。

経験してわかる 起業は簡単 大変なのはそこから

昨年は起業家の情けない実話1起業家の情けない実話2というブログに思い切って書いてみたのですが、断捨離をやったりカットしたりと結構大変でした。このブログはかなりアクセスがあって、ああ、皆さん共感してくださったのかな とそれはそれで立ち直る一因にもなりました。
世には「女性でも簡単に起業できます」「好きなことを仕事にしよう」などきれいな言葉が溢れていますが、自分で自分の仕事を創っていくこと、先を読んで案件をキープして継続させていくことは強い精神力が本当に必要だと再認識しました。

今年も大波がやってきた

さて、今年。昨年ほどでもありませんが、また大波がやってきました。
事業内容は色々変遷があって、自分では会社の過渡期だと捉えています。目に見えないものを扱う業種、かなりニッチな仕事。けれども販売促進のひとつとして役立てることに向けて日々動いています。
会社を継続させることを考えると、しんどい時ほど「あれも これも」と目の前のオアシスを求めて楽になる(であろう)手段を並べたがる自分の傾向があります。
これは起業して3年目くらいからわかりだしたことですが、よっぽど根が深いのか今でも頭を覗かせています。
成功には手段がないと始まらないので、たくさん手段を用意すればいいかというとそういうわけではない。手段を用意したらセットで目標を考え、そこから逆算して動いていく。
このプロセスを見落としがちになるのは「焦り」や「他との比較」が原因です。(私の場合)

ビジョナリーカンパニーをもう一度

目標に行きつくための時間は苦行かもしれない。けれどもこれを越えないことには。起業する前に読んだビジョナリーカンパニー(著:ジムコリンズ)の中の「企業が継続するためには、絶対に、絶対に、絶対にあきらめない」の一節が蘇ってきたのです。

相手を想うことから始める

いろいろなことがあったものの、会社はこの6月で5度目の決算を迎えます。決して大躍進をしているわけではないですが、社会との関わりを持って貢献していくとの想いで起業したのだから「諦めてはいけない」 
だけど自分の想いばかりが先行するからしんどいわけですね。当たり前ですが、仕事は相手が「お金」を払ってくれるから成立すること。払い続けてもらわないと継続していきません。
ベストセラーとなった「嫌われる勇気」で一躍有名になったアルフレッドアドラーの言葉に苦しみから抜け出す方法はたった1つ。他の人を喜ばせることだ。「自分に何ができるか」を考え、それを実行すればよい。というものがあります。
大波に飲まれると何もできないと思いがちですが、いやいやまだできることがあります。状況に素直に向かい合って受け止めて、「私の会社が関わったことだからこそ喜んでいただけた。」その風景を想いながらこの大波に乗っていきます。

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