月とスコップ 

大阪の株式会社エガオール代表 土本晶子です。風水や運勢の事業、猫と暮らす毎日、川柳もちょいと詠んでいます。そんなアラ還女子の日常をボチボチと。

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ゴッホ展で没入後、我が家がサント・マリー・ド・ラメールに! 

昨日(8月13日)は税理士さんとの打ち合わせで北浜へ。6月決算なので出来上がった決算書を確認、そして捺印。14期はどうにか黒字で終われてよかった。お客様はじめ、関わってくださった方々に感謝です。

打ち合わせは午前中に終わるので「行ける!」と思い立ったのが2日前。行きたい行きたいと思いながら行けていなかった「ゴッホ展」に向かいました。

ゴッホについては「ひまわりの画家」くらいしか知らなかったのですが、大好きな作家、原田マハさんの「たゆたえども沈まず」を読んで、ゴッホ本人の絵に対する怖いくらいの情熱と弟テオの献身的な姿に驚き、興味を掻き立てられました。小説ではゴッホが日本の浮世絵から多大な影響を受けていることも初めて知って親近感を持ったのでした。

原田マハさんの著書には、このほかにもゴッホを題材としたミステリー「リボルバー」があって、これまた傑作で、この2冊でゴッホのことがずいぶん分かったつもりでいました。

作品を見てもいないのに・・

なんだこのジワジワくる感動は

淀屋橋から天王寺の大阪市立美術館へ 
お盆休みでたくさんの来場者で賑わっていました。私はオンラインでチケットを買っていたのでスムーズに入場できましたが、当日券の売り場は15分待ちでした。
ゴッホ本人の作品と影響を受けたという作家の作品も。併せて76点の展示です。

音声ガイドのイヤホンを借り(650円)ゆっくりと鑑賞。それは会場の案内の方がやんわりと誘導してくださっていたから。わりとスムーズに動きながら間近で見られました!

ゴッホは牧師の父を持ち聖職者を目指していたこともありました。働く人(特に農民)への感謝と愛が感じられる絵やスケッチには感服。 風景画や静物画のイメージが強かったのですが、こんなにも多種多様の絵が描ける方だったのですね。

オランダ、ベルギー、フランスを転々として、その土地や人から影響を受けた変遷が絵からわかります。日本の浮世絵の展示もありました。ゴッホは浮世絵が大好きで「こんな絵を描ける日本人はすばらしい」と言っていたそうです。この浮世絵の鮮やかさ、繊細さは圧巻でした。

波乱に満ちた37歳の人生を終える直前に描かれた絵の前ではゾクゾク まだ描きたかっただろうなあ。いや、もうやり遂げたのか・・など思いながら。

弟のテオさんと妻のヨーさん、お子さんのフィンセントさんがこれまた素敵です。会場ではゴッホとの関わりがパネルでわかるので、こちらも見逃せないです。

今回は関西万博の記念展で副題に「家族がつないだ画家の夢」とあります。展示絵画の素晴らしさはもちろんのこと、ゴッホが現在も多くの人に愛される画家であるのは3人の想いがあったからこそ。そのことが伝わってくる美術展でした。

ジワジワと感動が全身に巡り渡った状態で「販売コーナー」に吸い込まれていきました。

これはお迎えするしかない!

どこでもそうですが、最後にある販売コーナー  ここを通過しないと出られないシステムなので、きっと誰もがテンション上がった状態で「何か記念に買って帰ろう!」となりますよね。

私も気が付くと人混みをかき分けて絵葉書を選んでいました。絞りに絞って9枚を手にレジに進もうとすると、なんと出口の手前で、出会ってしまいました。その売り場は額に入ったゴッホの傑作が並べられていたのです。

今日、会場で初めて見て一目惚れした作品があるじゃないですか!

「浜辺の漁船、サント=マリー=ド=ラ=メールにて」というタイトルです。あああ、これは、もう、、

しっかりと抱えてレジに向かったのでした。

水のある絵が欲しかったスペースにピッタリ

仕事柄、飾るものには風水を反映させたいと思っています。

うちの玄関は水行が欲しい方位です。しかし、水行って素材になると本物の水、色なら黒、グレー、濃紺 絵画や写真なら水に関するもの。絵や写真はお客さんにもお伝えしているのですが、風水でいいからと言って気に入らないものを飾るのはNG いつかご縁があればその時でいいので、時間がかかっても納得したものにしたほうがいいのです。

私もずっと探していましたが、やっとご縁が巡ってきました。

ニッチの壁に掛けるとこんな感じに。いらっしゃいませ。ゴッホさま
これに決めてよかった。

我が家にやってきたゴッホさん 行ったことのない地中海の風や波の音が聞こえるようです。

ゴッホ展は8月31日まで。ぜひ会場でゴッホと家族の愛に触れてみてほしいです。

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