【川柳】『箇条書き破ると広い空だった 』 ~「川柳の神様Ⅱ」に掲載いただきました~
川柳活動を始めて今年で14年になります。
女流川柳作家として著名な赤松ますみさんの率いる「川柳文学コロキュウム」で句会に参加したり、誌上投稿をしたり、また様々な大会に投句したり、川柳を楽しんできました。
いや、なかなか句が出来ずに締め切りを迎えて頭を抱えていることの方が多かったかもしれません。
だけど続けてこられたのはやっぱり五七五の短い言葉に、その時の自分を込められるという魅力にあったと思います。
自分の句を読み返してみると、まるでアルバムの写真を見るようにその時の風景、心の動きを鮮明に思い出し「あああ、あの時はこうだったなあ」とまた感動を新たにできます。
他の方の句を読むことも楽しみにしています。川柳は心を詠む文芸なので作者は自分の言葉に自分の想いをたっぷりと込めます。
読む側はその川柳に自分の経験を重ねたり、また想像の世界に飛んで行ったりして、自由に余韻に浸れるのです。
最近では忙しさを言い訳に詠む句の数は以前に比べると少なくなってしまいました。
が、そんな私の川柳にスポットライトを当ててくださった方がいらっしゃったのです。
こんなに素敵に鑑賞してくださるとは!
同じ柳社の会員である栃木県の三上博史さんが、昨年12月に新葉館出版さんから発刊された「川柳の神様Ⅱ」に私の川柳が掲載されました。
この本は「秀句の誕生と鑑賞」というサブタイトルがついていて、三上さんが独自に選句をされ鑑賞してくださっている本です。
『箇条書き破ると広い空だった』 桂 晶月
川柳文学コロキュウム74号(2017年1月)
もう今から5年前になるんだなあ、、そういえば・・という具合にその時の心境も思い出し、三上さんの鑑賞文をありがたく拝読しました。
この句を詠んだのは10月頃。あの時の秋空も今日の春から夏へ向かう高く青い空と同じようであったような記憶が蘇ります。
誰かの心に届く、触れる、共感を呼ぶ そんな川柳をこれからも詠んでいきたいなあと思うのであります。
【お知らせ】
細々と続けている「川柳の会」(女性限定)があります。
次回の開催は5月29日(日) 吹田市の御堂筋線江坂駅近くの会場で16時から18時まで(会のあとちょっとだけ懇親会あります)
参加費 2500円
少人数でゆる~く楽しくやっています。
一度、遊びに来られませんか。
ご希望の方は shogetsu3@gmail.com までご連絡ください。お問合せもお気軽にどうぞ。