一気読みの山口恵以子さん
Eテレの「ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。」は大好きな番組です。
猫好きな作家さんと飼い猫との日常を紹介していて、私は毎回録画してボチボチ(早送りじゃなくて遅送りする感じで)見ることに最高の幸せを感じます。
1月末の回は山口恵以子さんでした。3匹の保護猫、そして晩酌大好きというサバサバしたお人柄に惹かれ山口さんの本をものすご~く読みたくなりました。(恥ずかしながら読んだことなくて・・)
で、まず第二十回松本清張賞受賞の「月下上海」を。そして今日「夜の塩」を。
「ちょっとだけ」と読み始めたのですが、途中で止められなく一気読み!
なぜに今まで読んでいなかったのでしょうか。
「月下上海」は戦時中 「塩の夜」は戦後が舞台 どちらも骨太の女性が主役 そのお相手の男性も個性濃く。時代背景も丁寧に描かれています。
山あり谷ありの展開の中に所々に官能的な描写もあって(だから止まらないのか・・・笑)
ネコメンタリーで拝見した山口さんの威勢のよさが感じられる小説でした。
おりしも今晩からテレビ大阪で山口さんの著書「婚活食堂」のドラマがスタートします。
菊池桃子さん主役なんですね。これまた楽しみです。
読書中、姿勢が固まっていたのでうちの猫が「お母ちゃん、生きてるか~」と心配そうに観察にきていました。