月とスコップ 

大阪の株式会社エガオール代表 土本晶子です。風水や運勢の事業、猫と暮らす毎日、川柳もちょいと詠んでいます。そんなアラ還女子の日常をボチボチと。

「 川柳文学コロキュウム 」 一覧

水平線

【川柳】水星線に誓う折れない声で

小さい頃から水のある場所が好き。 釣りが好きだった父は岡山の海、瀬戸内海によく連れて行ってくれた。 ゴムボートで沖まで漕いでいって釣り糸を垂れ、大きなタコが釣れた時は「あこはすごいぞ」と褒めてくれた。 ...

ミルク

【川柳】ただ待っていた裸電球のように

待つことは苦手。 待ち合わせは「もしかしたら・・」をあれこれ心配するし、「またお返事します」はイエスの裏返しであることがわかっているし、メールならもう返信が二度とないのかと不安になるし。 でもね、思っ ...

川柳1

【川柳】おいしい話だけくっつく吸盤

ネット上、文字や映像だけで情報が行き交う時代。 画面との対話は相手の顔が見えないのでなんでもアリ。 スクロール、クリックは感情の流れ作業のようで。 「あ、これは使える」 目に留まった言葉に白羽の矢を立 ...

水

【川柳】さよならの続きのような水の音

私は「癸巳」という日に生まれている。 癸はチョロチョロと流れる水。海のように滔々と流れる水ではない。 水は形がないので、揺らぎやすいけれど柔軟性はあるらしい。確かに態度はデカくても実は小心(笑) 正真 ...

細胞

【川柳】たった五文字なのに細胞が揺れる

私たちは毎日喜怒哀楽の中に生きている。 それは五感を動かして受け止め、そして感情の中へ入ってゆく。 例えば視覚。その文字を見るだけであの時の風景、声、ぬくもりが蘇ってくることも。 たった五文字だけどそ ...