【本】横道世之介シリーズ　全4冊

昨年の5月にいわた書店さんの「一万円選書」で届いた本10冊の中の1冊「横道世之介」

この本から読み始めたのですが、ものすごく読みやすくて460ページほどをあっという間に読了

作者の吉田修一さんの作品は「悪人」「怒り」も読んでいて（映画も見た）、同じように何とも言えない「やるせない感」が漂うのかと思いきや、いやあ、ガラッと描く世界が異なるのですね。

横道世之介という主人公が本のページから３Ｄみたいに飛び出してくるのです。

私の隣で「あのね」って話しているような。そして、一緒に笑ってくれているような。

このシリーズは4冊をワンセットとして読むことを強くおすすめします。

私は2冊購入、2冊図書館で借りました。どの本もスルスルと読めます。4冊目が終わった時に続編はないか探しました。（ないです）　そのくらい名残惜しくて。

登場人物全てが愛おしくて、できるならみんなに会いに行きたいくらいです。

改めてこの本を選んでくださったいわた書店さんに感謝です。

作者の吉田修一さん、以前ＮＨＫの「猫メンタリー」にご出演されていました。あああ、こんな風に猫と共に仕事できれば～と思いました。

横道世之介を執筆された時も猫さんたちが傍にいたのですね。世之介も猫好きだったんだろうなあ。

私は世之介君に会えたことがとてもうれしいです。ありがとう。

-本の紹介
-いわた書店, 一万円選書, 吉田修一, 横道世之介, 猫メンタリー