「継続」とかけて「父の腹巻」と解く そのこころは・・・ ~毎日継続していることはありますか?~
2017/01/20
父は昨年亡くなりました。
私の幼いころの記憶にある父は「腹巻、ステテコ、たばこ(後に辞めました)、プロレス(いつも一緒にテレビ観戦をしては私の技を受けてくれていた)そしてハーモニカ、エレクトーン(音楽に関しては即興で演奏 曲は短調ばかりで聴いているのが辛かった)」
記憶の筆頭は「ラクダ色の純毛腹巻」 どんなに暑くても肌身離さす着用していました。
「お父さん、腹巻とったらどうなるん?」「もう生きていけんわ。あこ(私の呼び名)もしてみるか?」「いやじゃ、暑いじゃろ。」
そんな会話も今じゃいい想い出です。
毎日継続して父のお腹を守った腹巻。
私は起業してから「継続」という言葉をそれまで以上に意識するようになりました。
継続とは自分の一部となること。それがなくなったら自分じゃなくなることです。
事業で言えば、継続していくために伝統を守っていったり、また新しい展開を導入したり、後継者問題の解決策を探ったり・・
会社は事業を継続させていくことが命題です。
半年程前に読んで感銘を受けた「未来記憶」(池田貴将著 サンマーク出版)という本の中に
「凡人であってもあることを10年間継続できたら能力の高い人が1年間がんばっても到底追いつくことのできない差ができる。」
という文章がありました。
それほど、同じことを欠かさず続けていくことは意味のあることなのです。
皆さまは自信を持って毎日継続していると言えることがありますか。
私は8年前に書き始めたブログです。去年はちょっと間隔があくこともありましたが、今年に入っては毎日更新をしています。
継続は反応がないとモチベーションがキープしにくいですが、表面化する「いいね」や「コメント」の下でこっそりと読んでくれている方は意外といます。
お付き合いの「いいね」より、深い感想をお聴きすることを私はうれしく思っています。
ブログは私自身を伝える大切な手段です。そして、私は直接会えない方もブログで人となりを拝見して、「あ~いつかこの方にお目にかかりたい!」と思うことがよくあります。
父の腹巻から話が飛躍しましたが、継続できていることってなくなるときっと「お腹をこわして寝込む」くらいダメージがあるんでしょうね。自分も周りの人も。
ひと雨ごとに秋が近づいていますね。新しい季節にも自分の姿勢は変わらずにいたいと思います。