戦略経営者の思惑に何度もやられる非計画購買者
2017/01/20
スーパーの陳列って実にうまく考えられていますよね。まず、入口前で野菜の特売。今日は人参、玉ねぎ、じゃがいもがひとつ18円。「あ、ちょうど玉ねぎがないわ。」と袋に5つ詰め込んで店内に。そうしたら目の前にカレールゥの特売。「たしか、シチューのルゥはあったから、カレー買っておこう。」とカゴに。
ここで脳内は自然に牛肉を探しているんですね。そしたら、あるある。精肉コーナーの特売に「北海道産 牛肉」これをカゴに。少し進むと卵が特売。800円以上お買い上げの方と書いてある。カゴの中を確認すると微妙に足りないので、「じゃ、鍋スープでも買っておくか!」
レジに行こうとすると手前のシュークリーム85円 3個で250円!「せっかくだし3個買っておこうっと。お腹すいてるし。」
買い物はできるだ早く済ませたい派。メニューを考えながら買うことは稀で、いつも特売の物をメインに買っているので、スーパーさんの思惑に従順な消費者と言えるでしょう。
そういえば、おでんや鍋、シチューにカレーというメニューが多いのもその証拠なのかもしれません、特売にはあまり手のかからないメニューに使うものがよく出ていますね。
仕事帰りにとにかく買おう!という人は私のパターンになってしまう確率が高いと思います。
起業してから、世の中の仕組みというものをそれまでとは違った角度で見ることが多くなりました。
普段何気なく使っているものや食べているものの流通過程を思ったり、労働の対価について考えたり、商品が完成するまで関わった人のことを想像したり。消費者の目線より供給側の視点になっています。
何かを考える時に視点を変えるのは面白いことです。想像力も付くし、相手の思いを先回りして自分なりに考えることもできます。
仕事は相手があってできるので良い関係を作っておきたいところですが、うまく商談が進まなくなったり、競合に負けてしまったときなど視点を自分ではない何カ所かに移すと見えてくることがあります。
しかしスーパーでの買い物中は、そんなこと冷静にできない非計画購買者になってしまう私。
帰宅していつもの引き出しを開けると、いつ買ったのか、、しっかりとカレールゥがストックされていました。あぁ、またやってしまった。