女65歳が分岐点説
毎月、タロットカードのプライベートレッスンにお越しになる生徒さんは、私が5年前に神戸のカルチャーセンターで講師をしていた時に来てくださっていた方。
昨年の夏にしばらくぶりに連絡があって「先生に会いたいから」と言ってくださって月一のレッスンにお越しになることに。
人生の先輩なので「生徒さん」というのも抵抗があるが、とてもお元気で70歳が定年の職場でバリバリと働いていらっしゃる。
今日はまだ梅雨前というのに暑い日でお互い「暑さが堪える」という話をしていた。
私は基本的には元気だけど、なんだか疲れやすくなってきたし、前は睡眠不足が続いても大丈夫だったのにそうはいかなくなったり、肝臓の数値が悪いのは飲み過ぎだったんだけど、、気持ちのバランスを意識して取っていたり、、あれ、あれってことが増えてきて、「もしやこれって命の母Aや養命酒のお年頃?」と思っては「いやいや、ちゃうちゃう。」と打ち消している。そんなことを先輩にぽろっとしゃっべたら、
「ああ、それとてもよくわかります。受け入れられないでしょ。」と。図星。
で、そのあとに
「私もそうだったんだけど、それ60歳くらいになったら大丈夫。自然と受け入れられますよ。」と自信たっぷりにおっしゃる。そして
「65歳になるとね、元気なうちに今までしてないことやっとかなって気になります。だからちょっとこれからが楽しみなんです。」なんと深いお言葉。さすが先輩。
人はその年齢を受け入れてしまえば、「ああ、こういうもんだ。それだったら・・」と気持ちが楽にそして前向きになるのかな。
私は美魔女という言葉を聞くたびにとても嫌な気持ちになってしまう。男性は加齢がいい味になってくることがあっても、女性はまだまだ「見た目重視」みたいな風潮がある。女性はもっと自信を持って、そしてそれを魅力に感じる男性が増えるとうれしいな。
今日、大関になった高安関が口上で使った「正々堂々」をお借りして私も潔く正々堂々と生きていきたいと思った。先輩に感謝。