ほっこり幸せな土曜日でした ~「ツバキ文具店」は温泉のようにジワジワとあったかく~
今週はありがたいことにセミナー、オンライン鑑定、出張鑑定、執筆等々と忙しく過ごしていました。
昨日はインスタライブもあったなあ。
書く、話す、伝える・・と言葉を選んで自分なりに組み立ててお届けして、、そんな時間が多くありました。
週末、土曜日。まだまだやることはたくさんあるのに、どうしても続きが読みたくなってしまった小川糸さんの「ツバキ文具店」
手元にある単行本は昨年岡山の母に送ったもの。今年90歳を迎える母は本が大好きなので定期的に私が選んで届けています。
お出かけもままならない昨今、母は本を読むことを日々の張り合いにしています。
今年のお正月、帰省した際に母が読み終えた何冊かを持ち帰りました。なかなか集中して読む時間は取れないので、寝る前、移動等の隙間時間で読書。読みかけていた「ツバキ文具店」
今日はどうしても続きが読みたくなって。読みました。読了です。
実は小川糸さんの本は初めて。先日NHKで見た「ライオンのおやつ」に何とも言えない心の震えがあったので、文字になるとどうなんだろう・・・ってそれも楽しみで読み進めていました。
「ツバキ文具店」の舞台は鎌倉
私も実は1年と少しこの近くの「大船」に住んでいて鎌倉にはよく足を運んだので、風景が蘇ってきました。
ちょっと温度の低い温泉に浸かって全身をグ~っと伸ばしているような。体温に似たあたたかい言葉に包まれて読み終えた時にはフルーツ牛乳飲みたくなる不思議。
一度きりの人生、葛藤はいろいろあっても自分を信じてすべて受け入れて「ああ、よかった」と言って終えられるとどんなに幸せかと思ったのでした。
文具の描写も素晴らしく手に取ってみたくなります。小説の中でのお手紙の言葉選びも書体も美しくて日本人であることがうれしくなりました。
幸せな時間をありがとうございました。