【川柳】使命到達度 推定20パーセント
2017/01/20
もう8年も前になるかな、ちょっとしたご縁があって前世を観てもらったことがあります。
私がとても信頼している方のご紹介で、この方は一般の方。前世占いを仕事としているとか、「私は見えるんです。」なんて豪語している人ではない工場勤務の男性。
向かい合って静かに私の瞳を見つめて、落ち着いた声で語り始めたのですが、驚くことに100年以内の世に生きてた人物でした。ヨーロッパのある都市で戦乱に巻き込まれ、ある事情から家族と逃げ惑う日々、やっとたどり着いた隠れ家で暮らし始めるものの若くして亡くなったそうです。
これ系の話は人によって受け止め方が様々で、私もどっぷりと入り込むわけではないのですが、その鑑定を受けてから後々、何かの場面でふっとこの話を思い出すことがあるのです。
今年のゴールデンウィークにやってきたスランプの時もそうでした。底なし沼でもがいている時「もう、だれにも会いたくないし、メールもLINEもFacebookもTwitterもブログも嫌だ。」とストライキ状態で家にこもっていたのですが、今度はとてつもない孤独感が押し寄せてきて泣けてくるのですね。どうしようもありません。
そんな時に鑑定の最後に言われた「あなたの今世の使命は・・・」という言葉がふっと浮かんできました。
「いつも隠れ家の窓から人の幸せそうな姿を眺めては、私も早く外に出たい。いろんな人に会ってたくさん話をしたい。寂しいのは嫌だって思ってたみたいです。だから今世のテーマはいろんな人と知り合っていろんなことをたくさん話すことですよ。」
ふむ~ それが使命だとしたら、2割くらいしかできてないよ、まだ。
前の私の魂は神さまになっているのだろうか。だったらこの先も私の側にやって来てこの手を引っ張っていってほしい。
『ドアを拭く 神さま迷わないように』
桂 晶月
川柳文学コロキュウム 2015.4月句会 席題「家」