【川柳】過去でも現在でもなく 記憶は未来に作る
2017/01/20
「未来記憶」という言葉がある。
記憶とは過去に起こったことが前提なので、未来を記憶するとはどうゆうことなんだろう。
人の行動は過去の記憶に左右されることが多く、「どうせできない。」とか「面倒くさい。」とか思ってしまうのは過去の記憶を使っているそうだ。
記憶は質より量なので、過去に否定的な記憶が多いと、後々の行動を否定的に意識づけしてしまうらしい。
それなら、これから来る時間を先回りして「良い時間」の記憶にしておけば行動もその記憶に影響されて自然とプラスの方に動いていくんじゃないかなという考え方。
未来は変えられると思わない人には、きっと未来記憶は使えないだろう。
私が考える「運勢鑑定」の使い方と似ている。
当たる、当たらないではなくてこれからの傾向からプラスを取り出して意識づけできるように可能性を伝えたいといつも思っている。
未来記憶を作るのに一番いいのは「書き出す」こと。
何でも思いつくままに書いてみる。そして、そこに「~までに実現していたいな。」という月日を入れる。
それだけでもかなり未来記憶ができてくる。
私もたくさん書いてみた。思いつくままに。ずいぶん、出てくるもんだなあ。とびっくりしたのと同時に、まだまだ楽しめるな、人生。と心が弾んできた。
皆さまもぜひ。
『波音が聞こえる未来地図の家』
桂 晶月
川柳文学コロキュウム2015.4句会
席題「家」