「できる女性は自己管理も」の呪縛から解放されると喜ぶ体と心
2017/01/20
全人口の約35パーセントが肥満とされているアメリカでは、肥満女性は自己管理ができない人と見なされて、仕事能力の評価が低いと以前聞いたことがあります。
調べてみると、2012年法政大学の調査では肥満基準をBMI25%以上とする日本では、肥満女性の方が標準BMI女性より8.5%就職率が低かったという結果が発表されています。(男性は2.8%) 最近は「ぽっちゃりブーム」と言いますが、肥満女性への見方が顕著に表れていると思います。
私自身も小学校の時には「準肥満児」(今はこんな呼び方聞かないですね)でスポーツ教室に行くことを学校から勧められ、大学受験に失敗した時には2週間で8キロも太ったという経歴を持った正真正銘の「太りやすい体質」です。
6年間のテニス部活動で筋肉をつけたので、その時は締まっていましたが、運動を止めるとすぐに脂肪が付く残念な結果となります。辛いです。
食欲をコントロールするのは簡単じゃないですよね。特に女性の場合は加齢とともにホルモンの働きが落ちてくるので、代謝も悪くなるし。更年期とも言われるし。時には体重のこと忘れて思いっきり食べたいと思います。って、よく食べてますが・・・
営業で人と会う時、特に初対面の方の時には少しでも「締まった状態」で見てほしいと思っているのでしょうね、、無意識のうちに濃いめのトップスやジャケットを選んでいることに気づきました。「自己管理できないことはないですよ~」とも思われたいのでしょうね。
不安や迷いが先行してくると私は過食になる傾向があるのですが、その時にでも「ああ、これ以上食べたらあのスカートが入らなくなる~」とか「きっと印象悪いだろうな。」と思いながら食べているのですね。精神的に悪い状態です。食べ物にも申し訳ない。そして頭の中をぐるぐる回るのが「自己管理は大事。仕事もできないんじゃないの。」というフレーズ。
それがストレスになって体重もですが気持ち的にも重く重く沈んでいきそうになります。
このあたりのサイクルがわかってきたのは年の功で、あ、来るな来るな・・という時には「何が一番気持ちいいの?」と聞いてあげることにしました。自分自身に。
「できる」「できない」の外からの視点ではなく自分の中の声です。そうすると「体が軽くなると膝の痛みも治まるし動きやすくなって、気持ちも軽やかになる~」と答えているようです。心が前向きになるので、これからの可能性も感じられるるようになります。
自己管理の正論から入ると途端に管理できなくなって迷走する私。これからは「気持ちいい」基準で無理のないコンディションをキープして仕事していきたいと思っています。