月とスコップ 

大阪の株式会社エガオール代表 土本晶子です。風水や運勢の事業、猫と暮らす毎日、川柳もちょいと詠んでいます。そんなアラ還女子の日常をボチボチと。

日々雑感

髪を切った私に~♪ 「夏の扉」にはならなかった事情 ~失恋しました~

2週間前にバッサリと髪を切りました。この決断に至るにはそんなに時間はかからなかったのです。

今年の夏は更年期の症状もあるのか暑くて暑くて滝汗の毎日でした。
暑さを醸し出すものをすべて呪いたくなるレベル。

オフィスに向かう坂道、重い仕事道具、思い通りにならない痛む膝、通気性の悪いスカートの裏地、小さすぎるタオルハンカチ、すぐに外れるイヤホン、痩せない体、そして中途半端に伸びた髪。

あああ、どうにかしたい!ということで一番手っ取り早い「髪を切る」対策を決行することにしました。

理想のスタイルを探すの巻

切るなら「大人の女」「垢抜けした女」「キャリアウーマン」などイメージが膨らみます。
しかし過去、何度も妄想しては失敗しているのでちょっと慎重になります。年齢とは残酷なもので若さを狙うと「痛い」結果になります。はい、そこは重々わかっているつもりです。

気合を入れて「理想の髪型」を探すことにしました。

「50代」「髪型」「ショート」「おしゃれ」「小顔」などキーワードを入力して検索してみました。

ですが、、、出てくるのはなぜか20代~30代のきれいなモデルさんばかり。

キーワードに「おばさん」を足してみるとある美容師さんのブログに飛びました。そこに綴られているのは日常の悲喜こもごも。

おばさんの要求が高いことがわかります。しかし彼女が健気にその無謀とも言えるお願いに応えて仕上がったなかなか素敵なマダムの髪型の画像がアップされていました。

これこれ、保存完了。

15年お付き合い美容師さん さすが!

「これでお願いします」 スマホの画像を見た美容師さんは「あああ、思い切りますね~」と嬉しそうです。

お任せして出来上がった髪型は、、、あの画像に近いじゃありませんか!ふふふ。さすが、さすが。
きれいにスタイリングしてもらって上機嫌で帰宅しました。
帰りの車の中では聖子ちゃんの「髪を切った私に~違う人みたいと~♪」夏の扉を絶唱(笑)

あれ?髪を洗った私は~違う人みたいと~♪

仕事から帰ってきた娘が「えええ~!」とびっくりするので「ええ感じやろ」とドヤ顔でいたら

「洗ったら多分違うことになる」と断言。「そんなことないわ」と強気でいたのですが・・・

悲しいことにそれは現実のものとなりました。

「ちびまる子ちゃん」に変身

あのいい感じの「できる女」はどこにいったのでしょうか。

どんなにアイロンしてもちびまる子ちゃんです。この年のおかっぱはどうしたらいいのでしょうか。

でも仕方ない。ここは堂々としておこう。そして「あれ、髪切ったん?」と聞かれた時には・・・

「失恋しました」に昭和の香りが

お客さんにも会うし会議で同友会の仲間にも会うし。

大丈夫、自分が気にするほど相手は気にしてないから。と言い聞かせました。そしてこれは笑いに変えてしまおうという短絡的な思考に。

「失恋しました」きっと笑ってくれるはず。

思うような反応があったので早速「失恋しましてね~」 使ってみました。が・・・

「ええって、それ」「古いで、そのフレーズ」 大笑いをイメージしていたのですが失笑に終わりました(泣)

それでも暑さからの解放と手入れのラクさで満足 その次には・・

内館牧子さんの著書「すぐ死ぬんだから」 この本のコメント(ご本人の)に「60歳越えるとおしゃれに対しても意識する人、しない人で大きな差ができる」というような言葉がありました。

なるほどと思ったのですね。年を重ねると「意識」はとても大事です。

利便性と美しさ 両方を実現できることが理想です。

髪を切って目的は達成しましたが、美しさの追求は後手に回っています。頑張りますね。

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